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まだ見ぬ世界へ

第6章 俺の名は

【潤side】


俺のモノに手を添えて咥えるニノが目の前にいる。

その姿は想像以上に衝撃的でエロ過ぎるけど、どんな事実より一生懸命俺の為にってのが伝わってきて、愛おしさが込み上げてくる。

そんなニノに手を伸ばして髪を優しく撫でると、目を細めて嬉しそうに微笑んだ。


けどすることは視覚にも感覚にも刺激的。


「それ…っ、ヤバい…って」

根元を扱きながら先端を舌で舐めたり、指腹でくるくる撫でてくる。

同じ男、どう責められたらいいかなんて熟知している。

ニノのテクニックに完全に翻弄されている俺は、天を仰いで必死に耐える。


でもそろそろ……限界かもしれない。


ニ『イきそう?』

俺のモノをペロペロ舐めつつ、上目遣いに俺を見てるニノもきっとその事に気がついている。

「結構……ヤバい…かも」

強がったってその先の結果は変わらないから素直になるしかない。

ニ『いいよ。じゃあ……出して?』

上下に扱く手のスピードを速めると一気に沸き上がる射精感。

その波に乗ろうとした瞬間、ニノは俺のモノをまたパクッと咥えた。

「ちょっ、ヤバっ…離せ…っ…て」

なけなしの理性をかき集めて耐えたのに、ニノは首を横に振り、さらに強く先端を吸い上げてきた。

「ニノ…ごめんっ、イく…っ」

呆気なく俺はニノの口の中に吐き出してしまった。

「なんで……離さないんだよ」

息を整えながら起き上がると、手を伸ばして数枚ティッシュを取ってニノに差し出した。

「ほら、出しな」

でもニノはティッシュを受け取ろうとはしない。

ニ『もう……飲んじゃった』

「へっ?飲んだ…の?」

ニノは恥ずかしそうにコクっと頷いた。

「あー、もうっ!」

俺はニノにガバッと抱きついた。


この一瞬で飲んだって事は、きっとニノは最初からそうするつもりでいたんだ。

そう思ったら嬉しくて仕方なかった。


「ありがとう、気持ちよかった」

ニ『ううん、俺も……気持ちよかった』


身体もだけど……それ以上に心も満たされた。

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