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まだ見ぬ世界へ

第7章 生涯何があっても愛する人へ

【雅紀side】


「カズ、好き…大好きだよ」

いつも俺は言葉にして気持ちを伝える。

もちろんそれを態度でも示しているけど、一番伝わるのは言葉だって思うから。


ってか、それ以外の方法ある?って感じだし。


それに対してカズは『わかってるから』って受け流したり、何度も言うと『しつこい!』って怒ってみせる。

でも、それが照れ隠しだって事はわかってる。

特に俺には……ってのもね。


だってメンバーの中では一番付き合いが長い。

だからその分、素直になれない部分もあるかもって。


『俺も雅紀のこと…大好きだよ』

でも今日は素直に自分の気持ちを俺に伝えてくれた。

照れて逃げることなく、ちゃんと真っ直ぐに俺の目を見て。


そして『雅紀』って下の名前で初めて呼んでくれた。


なんて言っていいかわからないけど……ちゃんと『恋人』になったように思えた。

もちろん今までが『恋人』じゃなかった訳じゃない。


でも俺にとっては、名前で呼んでくれる事がより特別な事に思えた。


「カズ…っ」

『あぁぁっ、雅紀…っ』

俺はカズのソコに自身を宛がうと、一気に貫いた。

そして狙いすますようにいい場所に何度も刺激を与えるように腰を激しく打ちつけた。

「カズっ、好きだ…っ、カズっ」

『雅紀っ、好き…大好き…っ』

カズが俺の首に手を回して引き寄せる。

そしてカズの中もギュッと俺のモノを締めつけた。


大丈夫。


ずっとそばにいる。

メンバーとして、恋人として。


そしてずっとぞばにいてくれる。

メンバーとして、恋人として。


それは俺一人ってわけじゃないけど、『親友』は俺だけだよね?


『疲れてたら、今日はいいよ?』

カズを心配してこっちに来た松潤が提案したけど、首を横に振って拒否する。

『ほら、松潤』

カズが望んていてもまだ迷って立ったままの松潤をベッドに引っ張った。

「しっかり愛してもらいなよ?」

コクっと頷くカズの頬にチュッとキスを落とすと、ベッドから離れた。

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