無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

食器を潤が片付けている間に風呂を済ませ、今は寝室で待機。

潤も俺と入れ替わりで風呂に入ったから、もうすぐここにくるはず。

『ふぅ～、さっぱりした』

首にかけたタオルで髪を拭きながら寝室へと入ってきた。


ワザとらしい演技しちゃって。

髪だって風邪ひくから絶対に乾かしてくるじゃん。


ツッコんだ時の焦った反応も絶対に可愛いし見てみたいとは思うけど、そこは空気を読んで心の中でクスッと笑ってる。

もし揶揄って潤の機嫌を損ねようものなら、この後は確実にお預けだ。

それだけは絶対に避けたいし、何よりこの後の方が断然可愛いからね。


「ほら、こっちこいよ」

少し俺と距離を取る潤の手をグッと引っ張ると、そのままベッドへと身体を沈めさせる。

多少強引かもしれないけど、これくらいが今の潤にはちょうどいい。

そして潤に覆いかぶさると、顔の脇に両肘をつく。

いつもは堂々として男らしい潤だけど、今はまるで囚われの身。

潤はただ潤んだ瞳を俺に向け、次のアクションを待っている。


この瞬間が……俺は堪らなく好きだ。


潤を独占してる。

俺だけの潤がここにいる。


もちろん誰も見たことのない潤がね。


チュッと音を立てて唇にキスを落とし、至近距離で潤を見つめると照れくさそうに笑う。

「好きだよ、潤」

『俺も…好き』

消え入りそうな声だけど、確実に俺への想いを届けてくれた唇に再び触れる。

少しずつ唇に触れる時間が長く、そして深くなる。

開いた隙間から舌を滑らせ潤の舌と絡ませ合えば、部屋には厭らしい水音が響いてる。

チュッと音を立てて唇から離すと、今度は首筋に触れる。

ピクっと震える潤の身体。

そして舌を這わせながら、潤の着ていたバスローブの紐をといてはだけさせると露になる胸の飾り。

「ぁぁ…っ」

刺激を待ちわびているそこをペロッと舐めると、さっきより身体を震わせ可愛い声を漏らす潤。


やべっ……

それだけでホント、イキそうになる可愛さだよ。