まだ見ぬ世界へ
第11章 アイツは可愛い年下の男の子
「そうだね」
俺だって同じ。
『翔が好きだ』という自分の気持ちに気付いてからいっぱい悩んだ。
翔は男だろ?
翔はメンバーだろ?
必死にそう言い聞かせて、自分の想いを何度も否定しようとした、消し去ろうとした。
でも……できなかった。
考えれば考えるほど好きな気持ちは膨らんで、そしてその想いを留めておくことは出来なかった。
そんな俺の想いを翔は受け入れてくれて、翔も俺を思ってくれていた。
今はあんなに悩んだ日が嘘のように幸せだ。
でもそれは誰しもが受け入れられる事ではない。
男だろ?
メンバーだろ?
必死に翔の想いを否定しようとしたあの頃の自分の様に、他人が俺たちの想いを否定するかもしれない。
だから決して俺たちの関係を公表できないし、そして誰にもバレてはいけない。
それでも……
俺たちは一緒にいる事を望み、それを選んだ。
『理解なんてたぶん、二の次なんだよ。結局どうしたいかは一人一人が決める事なんだよ』
翔が俺の手を掴んで引き寄せると、ギュッと抱きしめた。
『俺は潤といたい。潤は……どうだ?』
胸に埋めていた顔を上げると、翔と目が合う。
「翔と……いたい」
翔が嬉しそうに微笑むと、チュッと額にキスを落としてくれた。
『アイツらも同じなんだよ。傍から見れば歪で理解できない関係なのかもしれないけど……それを望んだんだ』
その言葉にあの時のニノの笑顔を思い出した。
ニノはきっと今、幸せなんだろうって。
そして、リーダーと相葉くんも。
『俺さ、3人に付き合ってるって伝えたって言っただろ?』
「うん」
『隠し事をしたくないって思いもあったんだけど……もしかしたら俺らの事を受け入れて、認めてくれるんじゃないかって思ったんだ』
そっか……そうだったんだ。
翔がメンバーに伝えているって聞いた時、恥ずかしかったけど嬉しかった理由。
俺たちの関係を受け入れてくれて、そして変わらずに接してくれていたからだったんだ。
俺だって同じ。
『翔が好きだ』という自分の気持ちに気付いてからいっぱい悩んだ。
翔は男だろ?
翔はメンバーだろ?
必死にそう言い聞かせて、自分の想いを何度も否定しようとした、消し去ろうとした。
でも……できなかった。
考えれば考えるほど好きな気持ちは膨らんで、そしてその想いを留めておくことは出来なかった。
そんな俺の想いを翔は受け入れてくれて、翔も俺を思ってくれていた。
今はあんなに悩んだ日が嘘のように幸せだ。
でもそれは誰しもが受け入れられる事ではない。
男だろ?
メンバーだろ?
必死に翔の想いを否定しようとしたあの頃の自分の様に、他人が俺たちの想いを否定するかもしれない。
だから決して俺たちの関係を公表できないし、そして誰にもバレてはいけない。
それでも……
俺たちは一緒にいる事を望み、それを選んだ。
『理解なんてたぶん、二の次なんだよ。結局どうしたいかは一人一人が決める事なんだよ』
翔が俺の手を掴んで引き寄せると、ギュッと抱きしめた。
『俺は潤といたい。潤は……どうだ?』
胸に埋めていた顔を上げると、翔と目が合う。
「翔と……いたい」
翔が嬉しそうに微笑むと、チュッと額にキスを落としてくれた。
『アイツらも同じなんだよ。傍から見れば歪で理解できない関係なのかもしれないけど……それを望んだんだ』
その言葉にあの時のニノの笑顔を思い出した。
ニノはきっと今、幸せなんだろうって。
そして、リーダーと相葉くんも。
『俺さ、3人に付き合ってるって伝えたって言っただろ?』
「うん」
『隠し事をしたくないって思いもあったんだけど……もしかしたら俺らの事を受け入れて、認めてくれるんじゃないかって思ったんだ』
そっか……そうだったんだ。
翔がメンバーに伝えているって聞いた時、恥ずかしかったけど嬉しかった理由。
俺たちの関係を受け入れてくれて、そして変わらずに接してくれていたからだったんだ。