まだ見ぬ世界へ
第12章 愛を叫べ
「俺は……俺…は」
その次の言葉が言えない、出でこない。
『みんなの気持ちには応えられない』
そう言えばいいだけ。
なのに……
なのに……
松「ニノ、もう……いいよ」
「……えっ?」
櫻「わかったよ、ニノの気持ち」
相「いっぱい悩ましちゃて、ゴメンね」
大「俺らは大丈夫だから」
もういいって、どういう事?
俺の気持ちって、なに?
ゴメンって、何で謝るの?
何が、大丈夫なの?
あ、そっか……そうだよね。
みんな、俺が答えを出さないから愛想をつかしたんだ。
だからもう、俺の答えなんていらないんだ。
相「ニノ?」
相葉さんに呼ばれたけど、顔を上げることができない。
嫌だよ。
みんな、俺から離れちゃうの?
このままがいい。
その答えがわがままだってわかってる。
でも俺は誰か1人なんて決められない。
優劣なんてない。
リーダーも、翔ちゃんも、相葉さんも、潤くんも、みんな大切な存在だもん。
大「泣かないで、ニノ」
伸びてきた手で頬を包まれると、ゆっくり顔を上げられる。
「泣いて…なんか」
無意識に零れ落ちていた涙を必死に擦って拭う。
櫻「いいんだよ、ニノはそのままで」
「……えっ?」
相「誰かなんて、ニノには決められっこないもん」
松「そんなニノがやっぱり俺らは好きなんだよ」
「ホント…に?いいの?」
みんなが俺を見て優しく微笑んでくれた。
こんな優柔不断でワガママと言われても仕方ないのに、そんな俺を受け入れてくれた。
それでも俺の事を『好きだ』と言ってくれた。
「みんな……優しすぎるよ」
止めどなくまた涙が流れ落ちていく。
相「あー、もう泣かないの」
ティッシュでポンポンと涙を拭いてくれる相葉さん。
大「ふふっ、可愛いなニノは」
フニャッと俺を見て笑うリーダー。
櫻「とりあえず、泣き止もうね」
ポンポンと頭を撫でてくれる翔ちゃん。
松「目が腫れそうだから、これで冷やしな」
冷たいおしぼりを持ってきてくれた潤くん。
ねぇ、いいよね?
このままで。
やっぱり、俺はみんなとこうやって過ごしたい。
その次の言葉が言えない、出でこない。
『みんなの気持ちには応えられない』
そう言えばいいだけ。
なのに……
なのに……
松「ニノ、もう……いいよ」
「……えっ?」
櫻「わかったよ、ニノの気持ち」
相「いっぱい悩ましちゃて、ゴメンね」
大「俺らは大丈夫だから」
もういいって、どういう事?
俺の気持ちって、なに?
ゴメンって、何で謝るの?
何が、大丈夫なの?
あ、そっか……そうだよね。
みんな、俺が答えを出さないから愛想をつかしたんだ。
だからもう、俺の答えなんていらないんだ。
相「ニノ?」
相葉さんに呼ばれたけど、顔を上げることができない。
嫌だよ。
みんな、俺から離れちゃうの?
このままがいい。
その答えがわがままだってわかってる。
でも俺は誰か1人なんて決められない。
優劣なんてない。
リーダーも、翔ちゃんも、相葉さんも、潤くんも、みんな大切な存在だもん。
大「泣かないで、ニノ」
伸びてきた手で頬を包まれると、ゆっくり顔を上げられる。
「泣いて…なんか」
無意識に零れ落ちていた涙を必死に擦って拭う。
櫻「いいんだよ、ニノはそのままで」
「……えっ?」
相「誰かなんて、ニノには決められっこないもん」
松「そんなニノがやっぱり俺らは好きなんだよ」
「ホント…に?いいの?」
みんなが俺を見て優しく微笑んでくれた。
こんな優柔不断でワガママと言われても仕方ないのに、そんな俺を受け入れてくれた。
それでも俺の事を『好きだ』と言ってくれた。
「みんな……優しすぎるよ」
止めどなくまた涙が流れ落ちていく。
相「あー、もう泣かないの」
ティッシュでポンポンと涙を拭いてくれる相葉さん。
大「ふふっ、可愛いなニノは」
フニャッと俺を見て笑うリーダー。
櫻「とりあえず、泣き止もうね」
ポンポンと頭を撫でてくれる翔ちゃん。
松「目が腫れそうだから、これで冷やしな」
冷たいおしぼりを持ってきてくれた潤くん。
ねぇ、いいよね?
このままで。
やっぱり、俺はみんなとこうやって過ごしたい。