無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「もぅ…やだぁ…」

「ちゃんと解さないとダメでしょ？」

下の方では俺の中を指で解すたびにクチュクチュと厭らしい音を立てる。

そして絶妙な加減でいい所を指が掠り、ピクピクと身体が跳ねる。

「もう…大丈夫だって…ば」

イケそうでイケなくて、それが苦しくて自ら求める様な言葉を漏らしてしまう。

「わかった」

「んん…っ」

指を抜いた刺激だけでも簡単に声が漏れる。

「その顔、ホント堪んない」

頬を手で包みながら、目尻に溜まった涙を指で拭ってくれる。


俺も今の智の顔、好きだよ。

俺が欲しくて堪んなくて……ちょっと余裕がない顔。


「いくよ？」

俺がコクっと頷くと、脚を押し広げる。

「あ…あぁ…っ」

そしてゆっくりと熱い智のモノが俺の中を押し広げながら入っていくる。

「マジ、締めんなっ…て」

無意識に智のモノを離さすまいとしているらしい。

「ふーっ、毎回……あっぶねぇ」

その声に苦しさでギュッと閉じていた瞼を開けると、少し情けない顔をした智が俺を見下ろしていた。

「和也の中……気持ち良すぎ」

チュッと俺の頬にキスを落としてくれるが、動く気配がない。

「どうしたの？」

「あ、いや……なんか今日、動いたらすぐにイっちゃいそうなんだよね」

ポリポリと恥ずかしそうに頭を掻いている智。


ちょっと……可愛いかも。


「ふふふっ」

「笑うなよ」

「いいよ、ほら……動いて？」

「くっ、ちょ…和也！」

わざとお尻に力を入れて中を締め付けると、慌てる智。

「そんな事、気にするような仲じゃないでしょ？」

両頬に手をやると、ギュッと押してやった。

「ぷっ……変な顔」

「かーずーなーりぃ」

「んぁ…っ」

スッと背中とベッドの間に手を滑らせると、俺を起き上がらせて智の脚の上に乗せる。

より深く俺の中に入ってきた智のモノ。

「覚悟しろよ」

ニヤっと悪い笑みを浮かべる智。

「えっ、ちょ…」


煽り方、完全に間違えたみたい。


でも……いっか。