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まだ見ぬ世界へ

第12章 愛を叫べ

「はぁ…はぁ…」

櫻「ふふっ、もう……ギブアップ?」

俺の吐き出したモノを口で受け止めると、ニヤリと笑いながら手の甲で濡れた唇を拭う。


身体を散々弄られて、攻め立てられる。

そして段々と蓄積されていく快感。


それが限界までくると自分ではどうする事も出来なくって……

助けを求める様に翔ちゃんを見つめると、嬉しそうに笑うんだよね。


ちょっと……変態かな?

いや、ドS?


でもそれを解放した時の快感は嫌いじゃない。


なら俺も……変態?


いや、違う違う。


櫻「こーら、何考えてんだ?」

「ふぇっ?」

ムニっと指で唇を摘まれてアヒル口になる。

櫻「まだまだ余裕って感じ?」

「んっ…あぁっ」

いつの間にかローションを纏った指がそこに触れ、周りをなぞるとそのまま中に入ってきた。

慣れた手つきで指を増やし、そして指先でいい所をピンポイントで刺激する。

「ねぇ…っ、あんっ、翔…っ」

櫻「その表情ホント……堪んない」


噛みつくようなキス。

でもそれがとっても甘い。


俺の身体も心も翔でいっぱいになる。


櫻「いい?」

どちらとも言えない唾液で濡れた俺の唇を指で拭ってくれた。

「うん、きて?」

俺の脚を押し広げると、翔のモノがそこにあてがわれる。

「あ…あぁ…っ」

そしてゆっくりと中を押し広げながら熱い翔のモノが入ってくる。

櫻「和也の中……ホント、最高」

「そこだけ?俺の良いとこ」

わざとらしく頬を膨らまして拗ねて見せた。

櫻「んなわけ、ねーだろ」

チュッと頬にキスを落とすと、背中とシーツの間に腕を滑らせるとギュッと抱きしめてくれた。

「ふふっ、温かい」

俺も大きな翔の背中に腕を回して、ギュッと抱きしめる。


お互いに汗でベッタリなのに、触れ合う肌が心地がいい。


櫻「珍しく、甘えんじゃん」

「そう?」

櫻「可愛いから、今日止まんないかも」

「え…いや……あぁっ」


いや……いつも止まんないけど?

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