まだ見ぬ世界へ
第13章 正義のミカタ
『入れるの手伝うよ』
副店長が早足でレジの方に向かってきた。
『チッ…』
えっ?
確実に今、舌打ちした音が聞こえた。
『すみません、お願いします』
俺は副店長に袋詰めを任せ、差し出されていた1万円を受け取った。
そして副店長が手伝ってくれたおかげで、あっという間に袋に詰め終わる。
「ありがとうございました」
『ありがとうございました』
コンビニの買い物とは思えないパンパンに詰まった袋をそれぞれの手に持ってお客さんは帰って行った。
「こんな時間に買い物なんて、よっぽど必要な物だったんですかねぇ?」
『いやいや、そんな訳ねーだろ』
まるで理由を知ってるかのように完全否定をする副店長。
「じゃあ、なんでこんな時間に買い物するんですか?」
『それは二宮くんに会うためでしょ?』
「……へ?」
理解不能な理由に変な声が出てしまった。
俺に会うためって……
「いやいや……それはないでしょ」
『いやいや……それしかないでしょ。いつもあの人、二宮くんのいるレジに行ってるでしょ?』
「えっ?あの人、よく来てるんですか?俺、全く覚えてないんですけど」
うーんと少し考えてみたけど、俺の記憶の中にさっきの人は見つからない。
俺にとってはさっき来店した人。
それに……
「寧ろ俺、嫌われてると思いますよ?だってさっき、思いっきり舌打ち聞こえましたもん」
特に嫌われる事、した覚えもない。
でも常連となれば、何か前に気にさわることした可能性はあるかもしれない。
『あー、それはたぶん二宮くんが1人だと思ってたんじゃない?で、俺が来たからイラっとしたんじゃないかなぁ?』
「そんな事、ありますか?うーん……やっぱりないない!」
俺がもし1人だったとしたら……どうするつもりだったんだ?
なんて副店長の言葉を聞いて考えてしまったけど、頭をブンブンと振って考えるのを止めた。
でもその機会は意外にすぐ、訪れた。
副店長が早足でレジの方に向かってきた。
『チッ…』
えっ?
確実に今、舌打ちした音が聞こえた。
『すみません、お願いします』
俺は副店長に袋詰めを任せ、差し出されていた1万円を受け取った。
そして副店長が手伝ってくれたおかげで、あっという間に袋に詰め終わる。
「ありがとうございました」
『ありがとうございました』
コンビニの買い物とは思えないパンパンに詰まった袋をそれぞれの手に持ってお客さんは帰って行った。
「こんな時間に買い物なんて、よっぽど必要な物だったんですかねぇ?」
『いやいや、そんな訳ねーだろ』
まるで理由を知ってるかのように完全否定をする副店長。
「じゃあ、なんでこんな時間に買い物するんですか?」
『それは二宮くんに会うためでしょ?』
「……へ?」
理解不能な理由に変な声が出てしまった。
俺に会うためって……
「いやいや……それはないでしょ」
『いやいや……それしかないでしょ。いつもあの人、二宮くんのいるレジに行ってるでしょ?』
「えっ?あの人、よく来てるんですか?俺、全く覚えてないんですけど」
うーんと少し考えてみたけど、俺の記憶の中にさっきの人は見つからない。
俺にとってはさっき来店した人。
それに……
「寧ろ俺、嫌われてると思いますよ?だってさっき、思いっきり舌打ち聞こえましたもん」
特に嫌われる事、した覚えもない。
でも常連となれば、何か前に気にさわることした可能性はあるかもしれない。
『あー、それはたぶん二宮くんが1人だと思ってたんじゃない?で、俺が来たからイラっとしたんじゃないかなぁ?』
「そんな事、ありますか?うーん……やっぱりないない!」
俺がもし1人だったとしたら……どうするつもりだったんだ?
なんて副店長の言葉を聞いて考えてしまったけど、頭をブンブンと振って考えるのを止めた。
でもその機会は意外にすぐ、訪れた。