まだ見ぬ世界へ
第13章 正義のミカタ
『ほんっと、ごめん!』
パチンと手を合わせ、俺に謝ってくる店長。
「いいですよ、気にしないで下さい。それより早く迎えに行った方がいいんじゃないですか?」
実はさっき副店長から連絡が入った。
副店長は釣りが趣味で、今日は夜釣り。
『釣りまくるぞぉ』って嬉しそうに迎えに来た車に乗る姿を店長と一緒に見送った。
でも迎えに来てくれた釣り仲間の1人の加藤さん?が体調不良になったらいしい。
『ったく……車の免許くらい取ってくれよ』
はぁーっと大きな溜め息を漏らす。
加藤さん?はもう1人の釣り仲間の人が送ってくれるんだけど、副店長には帰宅手段がない。
で、店長が急遽迎えに行くことになった。
「副店長が運転って……怖くないですか?」
副店長が運転する姿なんて想像できない。
なんか急に道路にど真ん中に止まって、そこでボーっとしそう。
『あー、それもそうだな。でもなるべく早く帰ってくるから』
「安全運転で帰ってきてください。それにこの時間、お客さんなんて来ないですし」
『二宮くん、忘れたのか?』
「忘れてませんって。それに最近、来てないでしょ?だから大丈夫ですって」
店長や副店長、そして相葉くんまでもが『俺をお気に入り』だというあのお客さん。
実はあれから……つまり舌打ちされたあの日から、パタリと店に来なくなった。
たぶん俺がお気に入りだなってやっぱりみんなの勘違いで、接客が気に入らなくて来なくなったんだろう。
『相葉くんにはLINE入れておいたから、見たらきっと連絡か……いや、たぶん来てくれるだろうから』
「そこまでしなくていいですって」
相葉くんは今日オールでカラオケらしいから、事情を知ったら来てくれるだろうって。
『ダーメ。油断は禁物!じゃあ、マッハで行ってくる。店、よろしくね』
「いや、安全運転してくださーい!」
走って店を出る店長の背中に叫んだ。
さてと……掃除でもしようっと。
あ、相葉くんにもこれくらいで来てもらうの申し訳ないから『大丈夫だ』ってLINEしとこ。
この時の俺は知る由もなかった。
『油断』と相葉くんへのLINEを後悔する事を……
パチンと手を合わせ、俺に謝ってくる店長。
「いいですよ、気にしないで下さい。それより早く迎えに行った方がいいんじゃないですか?」
実はさっき副店長から連絡が入った。
副店長は釣りが趣味で、今日は夜釣り。
『釣りまくるぞぉ』って嬉しそうに迎えに来た車に乗る姿を店長と一緒に見送った。
でも迎えに来てくれた釣り仲間の1人の加藤さん?が体調不良になったらいしい。
『ったく……車の免許くらい取ってくれよ』
はぁーっと大きな溜め息を漏らす。
加藤さん?はもう1人の釣り仲間の人が送ってくれるんだけど、副店長には帰宅手段がない。
で、店長が急遽迎えに行くことになった。
「副店長が運転って……怖くないですか?」
副店長が運転する姿なんて想像できない。
なんか急に道路にど真ん中に止まって、そこでボーっとしそう。
『あー、それもそうだな。でもなるべく早く帰ってくるから』
「安全運転で帰ってきてください。それにこの時間、お客さんなんて来ないですし」
『二宮くん、忘れたのか?』
「忘れてませんって。それに最近、来てないでしょ?だから大丈夫ですって」
店長や副店長、そして相葉くんまでもが『俺をお気に入り』だというあのお客さん。
実はあれから……つまり舌打ちされたあの日から、パタリと店に来なくなった。
たぶん俺がお気に入りだなってやっぱりみんなの勘違いで、接客が気に入らなくて来なくなったんだろう。
『相葉くんにはLINE入れておいたから、見たらきっと連絡か……いや、たぶん来てくれるだろうから』
「そこまでしなくていいですって」
相葉くんは今日オールでカラオケらしいから、事情を知ったら来てくれるだろうって。
『ダーメ。油断は禁物!じゃあ、マッハで行ってくる。店、よろしくね』
「いや、安全運転してくださーい!」
走って店を出る店長の背中に叫んだ。
さてと……掃除でもしようっと。
あ、相葉くんにもこれくらいで来てもらうの申し訳ないから『大丈夫だ』ってLINEしとこ。
この時の俺は知る由もなかった。
『油断』と相葉くんへのLINEを後悔する事を……