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つかず、離れず

第5章 orange

部屋へ戻ると布団が敷いてありみんな布団を被って寝ている。そーっと足音を立てず中へと入る

翔「ラッキーだったね」

智「よかった」

松潤も疲れたのか寝息を立て寝ている

翔「俺たちも寝よう」

そう言って3つと2つに分けられて丁度2つ連なってある布団に空いていたので一旦上に座り込む

翔「よかったね」

智「ホント」

翔「気まずい感じになったらどうしようって思ってたから」

智「ホント感謝だね」

翔「うん、じゃあもう寝よっか」

智「うん、でも俺寝れないんだよね」

翔「眠たくないの?」

智「眠くない。いつもこんな早く寝ないし」

翔「まぁ布団かぶって目を瞑っとけば寝ちゃうと思うよ」

智「そうかな?」

翔「じゃあこれ付けて寝たら?」

そう言って渡したのはワイヤレスイヤホン

翔「これ付けてゆっくり目の曲調の音楽聞いとけばいいんじゃない?」

智「これいいの?」

翔「いいよ、使って」

そう言って受け取り耳にはめ込む落ちないか確認のため何回かイヤホンを奥へと押し付ける。俺は電気のスイッチを消し部屋の中は真っ暗に

翔「何聴く?」

智「眠れるやつで」

翔「わかった」

暗闇の中僕のスマホがすごく部屋を照らすやばいと思い早く動画を探す「これはどう?」と再生ボタンを押し智くんの方を見る

智「なにこれ?」

翔「ンフフフフ」

智「翔くんやめて」

俺が寝られるようにと再生したのはエッチな動画。再生して俺の方へ目でやめてと訴えられるがそれがおかしくて笑いを堪えるのに必死になる

翔「やめたほうがいい?」

智「やめて」

翔「わかった」

そう言い音量を上げる

智「翔くん、もう新手の拷問だよ」

翔「ごめんごめん」

智「より寝られなくなったよ」

声が大きくなりボリュームを下げるように合図し僕は何もなかったかのように反対側に体勢を変え寝るモードに入った。智くんはもう諦めたのか俺に声をかけず静かに立ち上がり外へ出て行った。俺はすぐ眠りについた。

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