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夜のご褒美

第2章 潤

和「撮れましたか?」

智「うん。多分ね」

ニノが僕の方へ寄ってきて囁く。

和「これが一番大事なんですからしっかりしてくださいよ」

智「大丈夫だって」

和「どこだっけ?」

智「これとあれと、あと…あそこっ!」

僕が指差したのは3つの場所不自然に積んであるダンボールのとこと電気のスイッチの下にあるコンセント後僕のメガネ

和「そうだね。大丈夫かなー?」

ダンボールの近くに行き一番上の段ボールを持ち上げそこら辺に放る。位置的に罰ゲームを受けていた松潤の後ろ姿が見える位置。

智「確認したら」

和「当たり前じゃん。確認ぐらいするよ」

2人で画面を覗き込み。映っているのを確認する。

和「バッチリじゃん、それに画質めっちゃいいな」

智「そうだね」

和「金かけてよかった」

智「え?このためだけに買ったの?」

和「そうだよ。他に何に使うの?」

ニノはこのためだけにカメラを購入に自らセッテングまでしてこのリハーサルに臨んでいた

智「バカじゃないの」

和「バカと言われても結構。俺は本気だから」

智「なんの本気なの?」

和「松本さんへの本気?」

智「なにそれ?笑」

和「だから今日松本さんって知って内心めっちゃ喜んでたよ」

智「何?ホモ?」

和「いやホモ?とかじゃなくて愛だから」

智「だからそれもホモっていうんでしょ?」

和「うーん、だからそういうことじゃないんだよな。俺らって年齢近いのになんでこんなに違うのかな?」

智「へ?」

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