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俊光と菜子のホントの関係

第8章 『かけがえのない兄妹』



「でね、そのことがあったのって……
 私が三年生で、俊光君が六年生の時だったの」


 クラスの男子達とケンカしてた時に、ちょうど俊光君が止めに入って……


 そうだ、思い出した。


 あの時の俊光君、一瞬だけ――


 私よりも、すごく悲しそうな顔をしたんだった。



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