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俊光と菜子のホントの関係

第10章 『抑えきれなくて』




 ――バンッ!





 私は自分の部屋に駆け込んで、ドアを思いっきり閉めた。


「はぁっ、はぁっ、はぁっ……はぁーーーー……」


 そのままドアに寄りかかりながら、身体をズルズルと滑らせて、ペタンと座り込んじゃった。


「どっどっどっどっ……どーしよぉーっ!」


 俊光君にちょっと胸を触られただけで、あんな声出しちゃうなんてっ……。

 恥ずかしくてたまらなくていたたまれなくて、すんごい叫んで逃げてきちゃったよぉー!



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