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俊光と菜子のホントの関係

第11章 『一旦距離を置きたい』



 昨日、自慰手前まで追い詰められたから、スマホで清々しい景色の画像や、可愛い小動物のほっこりする動画を探って、何とか気を反らそうとしたけど……

 菜子のバスタオル姿と柔らかな胸の感触と甘い声の三点セットが最強過ぎて、ムラムラ感を治めることが出来なかった。

 そりゃあ抜けば済む話なんだけど、それだとどうしたって菜子しか頭に浮かばない。仮に『一回だけ……』と強く決めてからしたって、それ以降、絶対にクセになってやめられなくなる。

 それだけは何がなんでも避けたくて、無理矢理寝た。

 その結果が、コレだ。

 こんなの……結局菜子で自慰したのと一緒じゃねぇかよっ。我慢してた分、かなりスッキリしちゃってるし……。


「はぁー……どうすんだ、俺……」


 菜子への罪悪感でいっぱいになりながらも、何とか気を持ち直し、替えの下着を手にすると、のそのそと下へと降りた。



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