無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

　ちょ……ちょっと待って。

　自分がエッチしたいって思ってるなんて……。そ、そんなまさかぁー。


　でも……確かに私って、俊光君に抱きしめられてデコチューされたら身体がムズムズウズウズしちゃったり、
　俊光君に胸をムニッと触られたら身体が過敏に反応して変な声が出ちゃったり、
　俊光君とのオーマイガーな行為を想像して興奮しちゃったりしてる……よね？


　だから、つまりそれが――欲情……ってこと？


　エリナの言うとおり、私は――本能でエッチなことをしたいって思ってる？


　私は――俊光君とエッチなことをしたいと思っている？


「っ!!」


　イケナイ答えにたどり着いちゃった途端、せっかく引きかけた熱がまたボーンと急上昇しちゃった。


　わーわーわーっ！　いくら好きだからって、俊光君とそんなことをしたいなんて考えたらダメだよーっ！　ダメダメダメダメぇーっ！


　だって俊光君は――実のお兄ちゃんなんだよ!?


　兄妹同士でエッチなことをするのは良くないって、知識薄っの私だって知ってるもん！


　だからダメだよーっ！　ダメダメぇっ！


　あんなことをしたいって考えちゃダメっ……あんなことをっ……あんなっ……


　と、言い聞かせば言い聞かすほど余計に考えたくなってきちゃって、


　私の頭の中では、再びあのオーマイガー的なことが……


『*｡･+･｡ポワン｡･+･｡*』



「ーーーーっ!!　いやぁーーーーんっ!!」



　もーうどうしよーっ！　たまらなーい！　熱いしムズムズウズウズも止まらなーいっ！


　私っ……淫らだよぉーーーーっ!!



「……菜子。またのたうち回ってるし、淡い水色パンツが丸見えてる」

「フフフー。こういうオモチャあるよねぇー」