俊光と菜子のホントの関係
第22章 『真夜中のオーマイガー』
今、部屋の明かりは、へッドボードに置いてあるスタンドライトだけ。ポワンと温かく灯るライトの元で、私と俊光君は何回もキスをしていた。
私を守るように覆い被さっている俊光君。優しく見下ろしながら、おでこ・頬・耳元・首筋……と唇を触れさせていく中、時折、私と唇を重ね合わせる。
見る限り、俊光君は至って余裕っぽいけど……
私は……めちゃくちゃど緊張しちゃっている。
どどど、どうしよーっ。まだキスだけなのに。実際にオーマイガーをしようとするのって、こんなにもドキドキバクバクで、ものすごーくムズムズウズウズするもんなんだね。
なのに……なのにっ……私ってばさっき、俊光君に馬乗りして服を脱がそうとして、オーマイガーを自ら率先してしようとしちゃったりしてっ……。
うひゃーっ。振り返れば振り返るほど、私ってばなんて淫らな女だったんだろーっ。後悔の大嵐だよぉーっ。