無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

　エリナが見せてくれたエッチビデオで、外人さんカップルが、お互いの舌をベロベロエロエロ舐め合っていたのを目の当たりにしちゃった時は、さぶイボが立っちゃうぐらい気持ち悪く感じて。私、『こんなベロベロチューすんの、絶対にやだぁーっ！』って喚いていたんだよね。

　でも、でも……俊光君とのベロベロチューは、全然気持ち悪くない。やだぁーとも思わない。

　明太子みたいな柔らかい舌も、口から漏れる息づかいも、俊光君だから嫌じゃない。

　あ……どうしよー……。

　私、もっと淫らな女になっちゃってるかもだよぉ……。

　俊光君の舌が、だんだん気持ちよくなってきて、

『このままずっとしていてほしい』……なんて思い始めてきちゃってる。

　すぐ隣の部屋で、お父さんとお母さんが寝ていることも、気にならなくなってきちゃってる。

　お兄ちゃんの俊光君を、恋人としてもっと独り占めしちゃいたい。

　キスをしながら、こんなイケナイことばかり考えてるのを知ったら……俊光君、きっと引いちゃうよね？

　でも私の腕は、気持ちにバカ正直に動いちゃうと、

『離れたくない』といわんばかりに、

　俊光君の首に、ぎゅっ……と巻き付いちゃった。