俊光と菜子のホントの関係
第22章 『真夜中のオーマイガー』
俊光君が少し前のめりになると、当たっている瓜が、私のアソコを更に押してくる。硬くて熱いってのが、更に伝わってくる。
私のドキドキバクバクの音はピークで、これでもかっていうぐらい、超うるさく聴こえてくる。
私……俊光君の恋人に、ちゃんとなれるかな?
『オーマイガーッ』って、ちゃんと言えるかな?
そういえば、服が中途半端に脱がされたままだけど、まっぱじゃなくていいのかな?
脚も体育座りしてるみたいに閉じたままだけど、カエルがひっくり返ったみたいにパッカリ開かなくても、瓜をズドンッ出来るのかな?
その前に……俊光君の瓜って、大きさどれくらいなんだろ?
「菜子」
「はひぃっ」
ちょうど最後の瓜の疑問のところで、俊光君が声をかけてきた。
ひょっとして、私の心の疑問に鋭く感づいて、瓜の大きさを教えてくれるのかなんて思ったりもしたけど、ど鈍い俊光君だから、もちろんそんなことはなく……
俊光君は右手で、私の左手を恋人繋ぎした。
手の温もりで、ピークだったドキドキバクバクの音が和らぐ。
俊光君の手……やっぱりあったかくてホッとする。
私も、昔から大好きな手をギュッと握り返す。と、なんとなくそれが、私と俊光君の間で自然と――
オーマイガー本番の合図になった。