俊光と菜子のホントの関係
第4章 『私と俊光君』
「しっかし菜子って、ホント負けず嫌いなところあるよねー。こんな愛らしい顔してるクセに。
それにー……」
「ん? ……ひゃあ!」
「胸がこーんなにでっかいしー! シシシッ」
私の背後に回った明里が、いきなり胸を両手でワシ掴みしてきたぁ! 守ってあげたくなる体型にそぐわない、ワシワシとした、いやらしいおじさんみたいな揉み方だしぃ。
「もうっ! 何すんのよぉ! 胸はカンケーないでしょー!」
「だってー、菜子の胸って触り甲斐があるんだもーん」
「あっ、ちょっと。そんなに揉まないでよぉっ。
もーうっ、ホンット明里ってばエッチなんだからぁ!」
明里は、私の胸をしょっちゅうふざけて揉んでくる。
これじゃあ私、明里のオモチャだよぉー。