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こいつは、こんなに弱々しい奴だっただろうか。



「…仕方ねェ、
お前らの仲を邪魔するのはやめてやるよ」

「……まことかっ」

「…ああ、だが条件がある」

「…条件……」


坂本の表情が曇るが、構わず俺は言った。


「…共有してくれよ、銀時を」

「…高杉…なにを」

「…ああ、勘違いすんな
お前の身体を使って、
銀時を共有させろって言ってるだけだ」

「……何をゆうとるんじゃおまん、わしに
銀時以外を……」

「…分かってんなら話は早ェ…
お前が銀時の代わりをしてくれればいいんだ」

「……っ」


俺を睨みつける辰馬の目を見ると
何故か興奮を覚えた。

「……嫌か、なら仕方ねえよなァ
そうすれば銀時には手を出さねえって
言ってんのに…
俺ァ、いつでも銀時を寝取ってやってもいいんだぜ」


そう言い、辰馬に背を向けた。


「…その言葉はまことか……
そうすれば、銀時には手を出さんと、
約束してくれるんじゃな…」

「……ああ、」

「…分かった、
銀時以外に抱かれてもいいと言うなら
仕方ないのぉ…後悔しても知らんぞ
約束、破るんじゃないぜよ
銀時はおんしにゃあ、渡さん」


馬鹿、後悔するのはお前の方だってのに。


「…ｸｸｸ…そう来なくちゃなァ」


俺はゆっくりと、坂本の膝の上に腰を下ろした。


「これから、たっぷり楽しませてくれよ
辰馬…」