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愛はあふれる

第1章 愛はあふれる

         8

 3日目。
 あたしは、全裸で、布団に寝た。
 優さんも、全裸であたしの横にきた。
 もしかしたら、きょうは優さんのあれが入ってくるのかなと思った。
 でも、優さんはあたしの全身を撫でるばかりだ。
 かなり長いあいだ身体を撫でたあと、乳首を撫ではじめた。
 裸のときに乳首を撫でてもらうのは、きのうと比べものにならないほど気持ちいい。
 あたしを抱くようにして、乳首を撫でていた優さんの姿勢がすこし変わった。
 あそこやクリトリスを撫でてくれるのだなと思っていたら、唇が乳首に触れてきた。
 そして、唇と舌で乳首を愛撫してくれる。
 そう愛撫だ。
 その言葉が、頭に浮かんだ。   
 愛撫という言葉は知っていたから、優さんがしているのが愛撫だなと思って嬉しくなった。
 そう思ったら、あたしの口からあたしがいままで聞いたことがないような、声が出てくる。
 そう、出てくるのだ。
 なんか恥ずかしい。
 でも、その声が出てくるのにあわせて、気持ちよさが高まっていく。

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