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愛は育つ

第1章 愛は育つ

         9

 「花子ちゃん。
  いままで、
  私が、たくさんの人と、
  というのを聞いて、
  嫌じゃない?」
 「わたしは、
  先生を、
  恋人にしようと思っているわけではありません。
  セックスを教えてもらう先生ですから、
  いままで教えた人が多いほうが、
  安心して、
  教えてもらえます」
 「あはは。
  現代的なんだね」
 「家が、
  古風な感じなので、
  かえって、
  そういう部分もあります」
 「そうかもしれないね。
  それなら、
  言いやすい。
  花子ちゃん。
  一緒に、
  風呂に入ろう」
 「はい。
  入りましょう」
 「あはは。
  やっぱり、
  現代的だ」
 「そうですよ」
 先生は、お風呂で、わたしを優しく洗ってくれた。
 一緒にお風呂に入るというのは、お互いが裸になるいい理由になるので、セックスの前準備という意味でいいことなんだ、と言う。

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