
愛は育つ
第1章 愛は育つ
10
先生は、裸のままのわたしを、お姫さまだっこして、布団のうえに静かにおろしてくれた。
そんなことは、そうとう力がないとできないのにと、感心してしまった。
先生は、わたしの隣に横になって、わたしを抱いてくれた。
「花子ちゃん。
いま、
セックスをしたいと、
思っているよね」
「はい」
「でもそれは、
花子ちゃんが、
頭で思っているだけで、
からだは、
まだ、
そうなっていない」
「からだが?」
「そう。
だから、
花子ちゃんが、
したくて、
したくて、
たまらなくなるように、
花子ちゃんのからだに、
火をつけてあげる」
「えっ」
「からだ全体が、
熱くなって、
したくて、
したくて、
たまらなくなるように、
してあげる」
「…」
「ずっと何も食べなかったら、
食べたくてたまらなくなるだろう」
「はい」
「ずっと眠らなかったら、
眠くてたまらなくなるよね」
「そうですね」
先生は、裸のままのわたしを、お姫さまだっこして、布団のうえに静かにおろしてくれた。
そんなことは、そうとう力がないとできないのにと、感心してしまった。
先生は、わたしの隣に横になって、わたしを抱いてくれた。
「花子ちゃん。
いま、
セックスをしたいと、
思っているよね」
「はい」
「でもそれは、
花子ちゃんが、
頭で思っているだけで、
からだは、
まだ、
そうなっていない」
「からだが?」
「そう。
だから、
花子ちゃんが、
したくて、
したくて、
たまらなくなるように、
花子ちゃんのからだに、
火をつけてあげる」
「えっ」
「からだ全体が、
熱くなって、
したくて、
したくて、
たまらなくなるように、
してあげる」
「…」
「ずっと何も食べなかったら、
食べたくてたまらなくなるだろう」
「はい」
「ずっと眠らなかったら、
眠くてたまらなくなるよね」
「そうですね」
