惰性同棲
第2章 惰性同棲
上に覆いかぶさるような体勢になったカイトを上目遣いで誘うように見る。
そうするとカイトのスイッチが入る。
私たちは目でセックスをするようなもので、それはお互いのフェチがそこなのかもしれやい。
「なあなんでこここんな濡れてんの。パンツ越しやのにわかるで、あー、淫乱」
するっとパンツまで脱がされてしまう。
「なあ、もう挿れるな。1週間ぶりやから我慢できひん。四つん這いなって」
ゆっくり前戯を楽しむセックスもいいが、男の性欲にリードされるセックスも好きだった。
「足開いて。腰反らして。ん、そう。…あー、入り口当たってる」
ゆっくりと彼が入ってくる。
人生でこれまでないほど、体の相性が良い。だから入っただけで顔がだらしなくなってしまう。
「動くでぇ、ああっ…むっちゃ締まってる。最高」
「まって…やば…かいくんのっ…ちんぽ…」