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惰性同棲

第2章 惰性同棲


「変態女こっち向け」

泣きそうになりながら、振り返ってキスをする。
カイトも少し充血した目を潤ませている。

「おい腰下げんな」
足に力が入らなくて腰が下がると、片手で軽く持ち上げて引き寄せられる。より奥に当たって、身体中に力が入らなくなってくる。

「なに、気持ちよ過ぎて力入らへんの?ガクガクしてなぁ。…ここに顔乗せて力抜いてええよ」

ソファに置いてあった枕を顔のあたりに置いてくれる。
腰だけをあげてだらんと寝転ぶと、密着するようにカイトが覆いかぶさって腰を振る。

「動物が交尾してるみたいになってる…。んん…気持ちええわぁ、もっと鳴いて、なぁ」

手が重なってギュッと握られる。微かに聞こえるカイトの低音の喘ぎ声があまりにもエロくて、イキそうになる。

「いきそ…う…んんっ…」

「イケよ、俺のちんぽで…」

脳が痺れて頭が働かなくなる。

「あぁ…イクっ…いっちゃ…うっ…やぁっ…」
盛大にイッてしまった。またカイトから抜け出せなくなるなあ、と思う。

「めっちゃ締まってんけど。ほら、抜こう思っても抜かせてくれへん。まんこがギューって絡みついてくる」

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