惰性同棲
第2章 惰性同棲
そこから日が落ちるまで、2人で死ぬほどゲームをした。
気づいたら部屋が薄暗くなっていて、また気付いたらゲーム画面の明かりしかなかった。
6時間ほどプレイしたらしい。
目がしばしばする。
「やっば、むっちゃ疲れたー!」
カイトの目が充血している。
「もう終わろ、さすがに」
と言って電源を落とす。本当に部屋は暗くなった。
沈黙が続く。
カイトがソファに寝転んで、私もその横に寝転ぶ。
カイトが落ちそうになるくらいぎゅうぎゅうになっている。
「なあなんか、ムラムラする」
脚が絡められて、色っぽい声でそう囁かれると私もその気分になる。
「もう息荒くなってるし」
ぎゅっと抱き寄せられてキスをされる。
「んー、可愛い」
エッチな音が響いて、少し恥ずかしくなってさらに興奮する。