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Fake it

第10章 LOVE

【智side】

大きな ベ ッ ド は、大好きな翔君の匂いがして。
なんだか嬉しくてハイになってた。

「何してるの?」

翔君がシャワーを浴びてる間、裸 の まま布団の中でごろごろ転がって遊んでたら、タオル一枚の翔君が戻って来て優しく言った。

「んふふっ、ニオイつけ」

「マーキング?」

翔君が嬉しそうに笑いながら、隣に来てくれる。

マーキング?ってなんだ?

「自分のものだ、って印をつける事だよ(笑)」

「印?つけてもいいの?」

訊いたら、翔君は嬉しそうにダハッって笑って、いいよ、って言った。

「じゃぁ、つける」

翔君の上にまたがって、唇 に キ ス をした。

「んふふっ」

傷一つないキレイなデコにも。

男らしい眉にも。

大好きな目。

まつげ。

かわいい鼻の頭。

頬。

「全部、とっくに貴方のだよ」

「全部?前から?」

「うん」

ふふっ。

じゃぁ、やっぱり、オイラはわかってなかったんだろうね(笑)。

身 体 を下にずらしていって、首筋、耳、鎖骨、と 舐 め た。

跡がつかないように気をつけながら 胸 にある 突 起 を 吸 い 上げると、翔君が、んっ、って声を出す。

舌 で 転がして、歯 を 立てて、反対側の方は 指 で 摘まんだ。

その度に翔君がびくんと震える。

そっか、いつもオイラされてる方が多いし、すぐわかんなくなっちゃうから、翔君の反応って、あんまよく知らないかも。

「あっ」

強く 吸 っ た ら、今まで聞いたことがないような可愛い 声 がした。







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