勝手に運命感じてます
第2章 あれから半年
「郁~。あんた、よく続くね~」
「凛ちゃん」
凛ちゃんも部活終わったんだ。
「しかも、郁って帰宅部よね? 部活終わるまで待ってるなんて、疲れないの?」
「全然! 愛があれば疲れないのー!」
「はぁ~、私にはムリだわ~」
「凛ちゃんも、運命の人に出会ったらわかるってー……おっと」
やだな。なんか知らないけどフラついちゃった……。
「郁? どうしたの?」
「えっと……ちょっと舞い上がり過ぎたかも」
「ちょっとどころじゃないよ、郁の場合は」
「そ、そんなことないよ~」
たぶん、先輩のことを想いすぎて、頭に血がのぼっちゃったんだろうね。