勝手に運命感じてます
第2章 あれから半年
「……」
「……おい、眠ったのか?」
「……」
「腰抜け?」
「……」
「……はぁ。ホント変なヤツ。『運命』とかって言ってうるせぇし、どんだけ冷たくしても追いかけてくるし。
こんな俺のどこがいいんだか……」
「……」
「……けど……」
「……」
「……俺も、好きだよ」
「…………ふっ」
やばっ……嬉しすぎて、笑いが漏れちゃったー!
「っ! テッメェー! タヌキ寝入りかよっ!」
きーいちゃったー聞いちゃったー!
初めて先輩から『好き』って……!
もーう、ますます熱が上がっちゃーうっ!
「やっぱ私……先輩が大好きですっ!」
「うるせぇっ! 黙って眠ってろっ! そして二度と起きるなっ!」
そんな顔真っ赤でコールド対応されても、全然説得力がありませんからーっ!
私っ……最高に幸せー!