
CHOCO❤︎LAVE
第1章 始まり
講義が終わり、僕はバイトの先輩の速水優弥さんに誘われて居酒屋に来ていた。
速水「どう?仕事の方は慣れてきた?」
聖輝「はい、ぼちぼちと…」
速水「あそこいいでしょ?店長も面白いし、周りも優しいし。」
聖輝「はい、仕事も丁寧に教えてくれるのでやり甲斐感じます!」
速水「おっ、いいね〜!」
速水さんは僕の2つ年上の先輩。
僕がバイト始めた頃から色々と気にかけてくれて、何度かご飯に連れて行ってくれる。
見た目はかなりチャラくて正直印象はあまり良くなかったけど、いざこうして話してみるとすごく話しやすくて優しいお兄さんタイプ。
速水「すずちゃんさ、好きな子とかいないの?」
聖輝「いえ、特に…」
速水「マジで?大学でいいなって思う子とかいないの?」
聖輝「僕、女の子が苦手で…」
速水「そっかぁ…勿体無いね、すずちゃん顔立ちいいのに。」
聖輝「いえいえ!速水さんに比べたら僕なんて…」
速水「いやいや、俺はカッコつけてるだけだから。」
聖輝「そうですかね…?」
速水「そう、女の子にモテようと必死なのよ。」
聖輝「そんなにモテたいんですか?」
速水「そりゃあモテたいよ!それが俺のロマンだし。」
聖輝「ロマン…」
すごいなぁ…
堂々とそんな事言えるなんて、男前だなぁ…
