
CHOCO❤︎LAVE
第1章 始まり
速水「ところでさ、すずちゃんはウチの看板娘のことどう思う?」
聖輝「えっと…藍子さんのことですか?」
速水「そう!どう思うよ?」
聖輝「いや、まぁ…明るくて良い先輩だなって…」
速水「へぇ…その様子じゃあんまり興味なさそうだな…」
聖輝「まっまぁ…僕は恋愛に関しては全く疎いので…」
速水「そっかぁ…」
聖輝「あの、速水さんはどう思いますか?」
速水「俺?好きだよ。」
聖輝「えっ、えぇっ?!」
速水「あははっ!反応おもしろ!」
聖輝「いや、だって…あっさりと言うから…」
速水「ははっ!まぁ、好きは好きだけど…恋愛っていうより妹って感じかな?」
聖輝「えっ?」
速水「あいつとは高校の頃からの付き合いだし、性格もサバサバしてるから一緒にいると楽なんだよね。」
聖輝「へぇ…」
速水「だから、もしすずちゃんが藍子ちゃんのこと好きだって言うなら背中押してあげようかなって思ってた。」
聖輝「なるほど…」
速水「ついこの間も客から口説かれたらしいからなぁ…大変だよな、看板娘も。」
聖輝「すごい人気ですよね、藍子さん。」
速水「あいつの接客はピカイチだからなぁ、そりゃあ酔っ払った男だったらメロメロになるわ。」
聖輝「嫌じゃないんですかね、酔っ払いに絡まれるの…」
速水「嫌な顔を見せないのがあいつのいいところなんだよ!」
聖輝「おぉ…」
すごいなぁ…
僕なんて嫌なことあったらすぐ顔に出ちゃう…
〜♪♪
速水「あれ?藍子ちゃんだ。」
ピッ
速水「もしもし?どした?」
聖輝「……。」
明日は大学お昼までか…
バイトの時間まで何して時間潰そうかな…
速水「うん、うん…ちょっと待って。」
速水「すずちゃん、今から藍子ちゃん合流しても大丈夫?」
聖輝「あっはい、大丈夫ですよ。」
速水「了解、もしもし?」
その後、20分後くらいにバイトの先輩の柳沢藍子さんが合流した。
