
CHOCO❤︎LAVE
第10章 2人きり
そして、時間はあっという間に過ぎていき…
相葉「もうこんな時間かぁ…そろそろおいとましないとね。」
聖輝「あの、帰りは…タクシーですか?」
相葉「ううん、車!」
聖輝「えっ?」
相葉「仕事の車借りて来たからね〜」
聖輝「えっ?!わざわざ借りたんですか?!」
相葉「うん!その方が早く着くだろうなって思って!」
聖輝「そうだったんですね…」
色々と気を遣わせちゃったみたいで、本当申し訳ないなぁ…
相葉「今日は本当にありがとう!色々とお話できて楽しかったよ!」
聖輝「こちらこそ、わざわざ来ていただいてありがとうございました。」
相葉「じゃあまた連絡するね!」
聖輝「はい!」
もうお別れかぁ…
もう少しお話したかったなぁ…
相葉「……あっそうだ、涼野くん!」
聖輝「はい、何です」
チュッ
聖輝「?!」
相葉「ふふっ、またね。」
聖輝「あっ……」
相葉さんは僕に手を振って家を出て行った。
聖輝「……。」
ちょっと待って…
今の状況が全く整理できない…
僕…今ここで…キスされたよね…?
どっどうして…?
どうして僕、キスされたの…?!
聖輝「えっ…えっ?なっ何で…?うわっ…はっ恥ずかしい!!」
しかも…男同士でキスって…
まったく免疫がない…!!
聖輝「うっうわぁ…恥ずかし過ぎる…!!」
僕は真っ赤になった顔を手で覆い隠し、しばらくその場から動けなかった。
