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次の日。


僕は光樹くんに連絡を入れて、僕の部屋に来てもらった。


聖輝「ごめんね、急に連絡しちゃって…」


光樹「いや、全然ええけど…今日って嵐の翔くんと会う約束してなかったっけ？」


聖輝「そうなんだけど…ドタキャンしちゃって…」


光樹「ドタキャン？！」


聖輝「うん…」


光樹「…なるほど、ワケありってことやな。」


聖輝「……。」


光樹「聖輝、何があったんや？」


聖輝「…光樹くん……」


僕は光樹くんに1枚の封筒を渡した。


光樹「ん？手紙？」


聖輝「…中…見てくれる…？」


光樹「うん…」


光樹くんは封を開けて中の写真を取り出した。


光樹「…は…？」


聖輝「……。」


光樹「何これ…お前ばっかり写ってるやん…」


聖輝「うん…」


光樹「えっ、大学の講義室に…食堂おる時に…は？バイト中の時もあるやん…」


聖輝「……。」


光樹「…まさか…これ……」


聖輝「…一昨日の夜に…ポストの中に入ってて……」


光樹「…何これ…『きみのことをずっと見ているよ。』…」


聖輝「…ぐすっ…これが届いた時…すごく怖くなって…」


聖輝「ぐすっ…時々…非通知から無言電話もかかってきてて…」


光樹「無言電話…？」


聖輝「うん…それで…手紙が届いたあとにも非通知からかかってきて…」


聖輝「勇気出して…電話に出たら…まっ…聖輝くんのことをずーっと見ているよって…！！」


光樹「マジかよ…完全にストーカーやん…」


聖輝「ひっく…僕…外に出るのが怖くなっちゃって…だから…バイトも休んで…さっ…櫻井さんとの約束も…」


光樹「なるほどな…それで急に俺を呼んだってことか…」


聖輝「ぐすっ…光樹くん…！！」


ぎゅっ


光樹「怖かったよな…ずっと1人で抱え込んで…」


光樹「ありがとう、俺に話してくれて…」


聖輝「光樹くん…！！」


僕はしばらく光樹くんにしがみついた。