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聖輝「ふぅ…今日も疲れたなぁ…」


「涼野くん。」


聖輝「あっ…森本くん…」


森本「お疲れ様です。」


聖輝「お疲れ様…」


森本「もし良かったら、この後一緒に帰りませんか？」


聖輝「えっ…」


森本「風が気持ちいいので、少し散歩しようかなと思って。」


聖輝「……。」


いくら散歩の為だからって、このタイミングで僕を誘ってくるなんて…


さっきの休憩時間の森本くんの行動や斎藤さんから聞いた話を思い出すと、ますます怪しく感じる…


森本「涼野くん？」


聖輝「あっいや…ごっごめん、今日はこの後友達のところに行くから…」


森本「えっ、こんな夜中から？」


聖輝「うっうん、近くなんだけど…僕の家と反対方向で！」


森本「そうですか、分かりました。」


聖輝「ごめんね…また今度一緒に帰ろう。」


森本「はい、お疲れ様でした。」


聖輝「お疲れ様…」


森本くんは僕にお辞儀をして、その場を去った。