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CHOCO❤︎LAVE

第3章 親密



聖輝「ありがとうございました!」


「お会計よろしく〜」


聖輝「あっはっはい!」


15番テーブルのサラリーマンだ…


あの後注文とか全部藍子さんに任せちゃったけど…


大丈夫だったのかな…


藍子「あっ、ありがとうございます〜!」


「おぉっ、藍子ちゃ〜ん♡」


「可愛いね〜♡」


「また来るからね!」


藍子「はい、いつでも来てくださいね!」


「はぁぁ…笑顔が眩しい…!!」


「さすが藍子ちゃん♡」


「……。」


あれだけしつこく女性に絡んでいたサラリーマンが、藍子さんの方しか向いてない…


「あの、私…」


「あぁ、今日はありがとね、気をつけて帰るんだよ。」


「はっはい…」


藍子「ありがとうございました!」


「…ごちそうさまでした。」


女性は藍子さんに少し微笑んでお店を出た。


藍子「はぁ…疲れた…」


聖輝「あの、藍子さん…」


藍子「もうあの人は大丈夫、矛先を私に向けたから。」


聖輝「えっ?」


藍子「酔っ払った中年って結局は若い女の子だったら誰でもいいのよ。」


聖輝「もしかして、女性を助ける為に…」


藍子「私が出来ることって言ったらこれくらいしか思いつかなかったから。」


自ら犠牲になって助けるなんて…


カッコいい…


藍子「さぁ、ややこしい客も帰ったことだし、はりきって仕事仕事!」


聖輝「はっはい!」


僕は藍子さんに続いてホールへ戻った。

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