
CHOCO❤︎LAVE
第3章 親密
トシオ『そっか、そんな事があったんだね。』
りょう『最終的には先輩が上手いこと対応してくれて、女性に対するセクハラは無くなったのですが…何だか気持ちがモヤモヤするんです。』
りょう『最初に気づいたのは僕なのに…でも結局何もできなかった…そんな自分が腹立たしいです…』
本当に…僕はダメ人間だ…
いざという時に何もできないなんて…
〜♪
聖輝「あっ…」
トシオさんから返信が来た。
トシオ『そんなに自分を責める必要はないよ。』
聖輝「えっ…?」
〜♪
それから何通か連続で返事が来た。
トシオ『もし、りょうくんがいなかったら女性はずっと嫌な思いしていたかもしれないし、サラリーマンの人だって更に過ちを犯していたかもしれない。』
トシオ『止めることだけがいいんじゃなくて、それを見てどう判断したかが重要なんだと思う。』
トシオ『りょうくんが先輩に話したことによってセクハラが治まったなら、それは間違いなくりょうくんのお手柄だよ。』
トシオ『僕はりょうくんの行動に拍手を送りたい。』
聖輝「トシオさん…」
このメッセージを見て、僕はホロリと涙をこぼした。
こんなにも優しくて温かみのある言葉をかけてくれるなんて…
すごく心が救われる…
