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愛が、はじまるとき 「改訂版」

第1章 愛が、はじまるとき 「改訂版」

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 浴槽の中で、わたしは、満さんの膝の上に腰をおろし背中を預けて、満さんは、後ろから優しく抱いてくれている。
 満さんに、からだを預けていることが、とても快い。
 満さんは、わたしの仕事のことや、趣味のことなどを聞いてくれた。
 わたしは、風呂に入っているというよりも、ベランダでゆったりとコーヒーを飲みながら、くつろいでいるような気分だった。
 あらためて、この人は、ほんとに優しいんだと思った。
 浴槽から出て、
 「里美さん、
  ここに、腰かけて」
と言い、全身を洗ってくれた。そして、わたしのあそこも、洗ってくれた。
 満さんの指が、あそこに触れてくるのが恥ずかしくて、目をつぶっていた。
 満さんが、優しく丁寧に、あそこを洗ってくれるものだから、
 「満さん。
  感じちゃう」
 と言った。
 「里美さんは、
  感じやすいんだね」
 と言いながら、こんどは、洗うというよりも、愛撫のように、わたしのあそこに、触れてくる。
 「満さん。
  ダメ、
  感じすぎる」
 と言って、満さんに抱きついた。
 「こんなに、
  感じやすい人が、
  セックスで、
  悩んでいたなんて…」
 と、満さんは、ほんとに優しかった。

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