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愛が、はじまるとき 「改訂版」

第1章 愛が、はじまるとき 「改訂版」

         7

 話をしているうちに、1時をまわってしまった。
 時計をみたわたしは、慌ててしまった。
 「困ったわ…」
 「お姉さんのところは?」
 「こんな時間に行ったら、
  何をしていたんだと、
  聞かれます。」
 「じゃあ、
  里美さん、
  うちに、
  泊まりませんか?」
 「えっ、
  そんな」
 「いい機会です。
  女性が、
  したくないとき、
  しないという、
  男もいるんだということを、
  実験してみませんか?」
 「でも…」
 「私は、
  里美さんを、
  とても素敵な女性だと思っています。
  セックスしたいと思っています」
 「えっ」
 「そんなに、
  警戒しなくていいです。
  そう思っていても、
  里美さんが、
  したいと思っていなければ、
  なにもしません」
 「でも…」

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