愛って、ほんとにいいものですね 「改訂版」
第1章 愛って、ほんとにいいものですね
3
わたしは、ナンパなんて、失礼だったわと、思いました。
「あまり、
時間はないのですが…」
「はい。
10分というわけにはいきませんが、
30分は、無理でしょうか?」
「それくらいなら」
「では、
あのファミレスに」
信号が変わったら、サッと、私の車道側に寄って、にこっと笑い、
「お嬢さん、
あなたのご親戚に、
女性の画家の方はいませんか?」
とおっしゃいました。
「います。
いえ、
いました」
「えっ、
いましたとは…」
「詳しくは、
お店に入ってから…」
「ああ、
そうですね。
お嬢さんは、
大学生ですか?」
「はい、
大学の3回生です。
おじさま、
わたし、
めぐみと言います。
お嬢さんは、ちょっと…」
と、恥ずかしいとは言わなかったが、わかってくださったみたいでした。
でも、おじさまは、
「えっ、
めぐみさん。
そう、
めぐみさんですか」
と、めぐみという名前に、びっくりされました。
わたしは、ナンパなんて、失礼だったわと、思いました。
「あまり、
時間はないのですが…」
「はい。
10分というわけにはいきませんが、
30分は、無理でしょうか?」
「それくらいなら」
「では、
あのファミレスに」
信号が変わったら、サッと、私の車道側に寄って、にこっと笑い、
「お嬢さん、
あなたのご親戚に、
女性の画家の方はいませんか?」
とおっしゃいました。
「います。
いえ、
いました」
「えっ、
いましたとは…」
「詳しくは、
お店に入ってから…」
「ああ、
そうですね。
お嬢さんは、
大学生ですか?」
「はい、
大学の3回生です。
おじさま、
わたし、
めぐみと言います。
お嬢さんは、ちょっと…」
と、恥ずかしいとは言わなかったが、わかってくださったみたいでした。
でも、おじさまは、
「えっ、
めぐみさん。
そう、
めぐみさんですか」
と、めぐみという名前に、びっくりされました。