愛って、ほんとにいいものですね 「改訂版」
第1章 愛って、ほんとにいいものですね
7
おじさまは、塾を経営なさっていて、ご自宅は、その二階ということでした。
「こんにちは」
「はい。
よく、来てくれましたね」
「おじゃまします。
わぁ、すごい本」
「読みたい本があったら、
どれでも、持ってかえっていいよ」
「はい。
あとで、みてみます」
おじさまは、ほんとに、わたしが訪ねたことを喜んでくださいました。
それからは、何度も、おじさまの家に、遊びにいきました。
そして、わたしは、おじさまの、お人柄に惹かれていきました。
いえ、おじさまを、好きになったのです。
おじさまも、わたしを、好きと言ってくださいました。
大おばさんと、わたしの名前が同じということは、たぶん、おじさまとわたしは、そうなる運命だったのでしょう。
おじさまは、塾を経営なさっていて、ご自宅は、その二階ということでした。
「こんにちは」
「はい。
よく、来てくれましたね」
「おじゃまします。
わぁ、すごい本」
「読みたい本があったら、
どれでも、持ってかえっていいよ」
「はい。
あとで、みてみます」
おじさまは、ほんとに、わたしが訪ねたことを喜んでくださいました。
それからは、何度も、おじさまの家に、遊びにいきました。
そして、わたしは、おじさまの、お人柄に惹かれていきました。
いえ、おじさまを、好きになったのです。
おじさまも、わたしを、好きと言ってくださいました。
大おばさんと、わたしの名前が同じということは、たぶん、おじさまとわたしは、そうなる運命だったのでしょう。