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たけるとみかる―双子みたいな幼なじみ―

第7章 佐倉武・おまけ


「おいっ……ちょっと、教えろよっ!」


 実果留の肩を掴んで詰め寄った。


「やっ、やだぁっ! 恥ずかしいしっ!
 た、武こそ、夢の中の出来事は覚えてるんでしょう?」

「あ? あぁ、覚えてるけど……」

「じゃあ逆に聞くけど……武……夢の中で、私にどこまで手を出したの?」

「え゛っ!?」



 今度は俺が真っ赤になる番だった。

 似ている上に、二人揃って真っ赤っか。

 どこまで双子だよ、俺らはっ。


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