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たけるとみかる―双子みたいな幼なじみ―

第9章 杉並実果留・特別編


 あの様子じゃあ、勉強に本腰入れることがなさそうだから……サプライズ的にして渡そうかな?


 例えば……どこかに入れて『そこ、開けてみて?』とか。

 それ、ちょっといいかも。


 サプライズを考えると、気持ちがワクワクしてきた。


 えーと、そしたらどこに入れようかな?

 あんまりプライベートそうな場所は漁りたくないから……


 と、私はベッドについてるヘッドボードの小さな引き出しに目を付けた。


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