たけるとみかる―双子みたいな幼なじみ―
第9章 杉並実果留・特別編
武は体を起こして、ズボンを脱いでボクサーパンツに……なるも、
それも何のためらいもなくスルリと取る。
「キャーッ! 武っ、少しは遠慮してよっ!」
武の堂々とした男の象徴……思いっきり見ちゃったし!
時すでに遅しだけど、武に向けて両手を開き、そこの部分だけ見えないように隠した。
「こんなんでそんなに恥ずかしがんなよ。これからもっとエロいことするってのに……。ほら、お前のも脱がすぞ」
「っ、きゃっ……」
中途半端になっていたブラとブラウス、そして太もも辺りで留まってたショーツも脱がされると、
私も武同様、裸にネックレスだけとなった。
「うーん……。中途半端な格好もエロくて良かったけど、ネックレスだけってのもまたエロさが増すもんだ。
しっかしお前の体、キレイだよなぁー……。マジで他のヤツに見せたくねぇし」
「ーーーーっ、もーうっ! いつまでも感想言ってないで早く布団被ってよー! 恥ずかしいんだからぁ!」
私は大事な部分を隠すように寝返りを打って訴えた。