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初めてのヌードモデル(詩織の回想)

第3章 パンツまで脱いだ

下着の痕って、どれくらいで消えるんだろう。

控え室となった用具室でパンツまですべて脱ぎ去った私は、ガウンを着る前に姿見を見た。

用具室なのに、内側から鍵がかかり、ロッカーが備え付けてあり、姿見とストーブが用意してあった。

裸になるモデルのための特別室──いい気分にならなくもない。

あとは、初対面の他人に、いきなり見られるということに耐えられるか……。

ガウンを着て椅子に座っていたらノックがあった。
鍵を外して、初老の男性教授を迎え入れた。

教授は私がヌードモデル未経験者であることを知っている。

ビキニの写真を添付して応募した人がいた、なんて話で私の緊張を解いてくれた。
(結局、応募したのは4人だったが、他のゼミに振り分けるなどして全員採用になったそうだ)

教授にエスコートされて廊下に出る。

裸足──足の裏から「非日常」が伝わってくる。
あ、この感覚は「病院」だ。

パンツ一枚だけ残して検査着を羽織り、看護師に検査室まで連れていかれ、結局、検査着を脱いでレントゲンに心電図だった。
中学生のときだったけど、あれは何の病気だったんだろう。

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