sweet poison【BL】
第2章 失った恋人との再会
その頃、陽一も羽月も大学進学が決まっており、後は高校の卒業式を迎えるだけだった。
だがこのままでは二人は大学進学どころか、一緒にいられるかどうかも危うくなっていた。
不安な日々が続く中、ある日、羽月が一緒に出かけたい所があると言ってきた。
気分転換になるかもしれないと思い、陽一は誘いを受けた。
雪がちらつく中、電車やバスを乗り継ぎ、陽一は山の中の空き家に連れてこられた。
「ここは?」
「昔、ちょっとの間だけ、母さんと住んでいたんだ」
空き家は平屋建てで、中は広かった。
外は雪が降り積もっており、このまま帰ることはできそうになかった。
しかしあの空気の悪い家に帰りたくないという思いもあり、陽一はこのまま泊まりでも良いかもしれない思っていた。
父親は無言が多くなり、母親は不安げな表情を浮かべ続けていたから…。
だがこのままでは二人は大学進学どころか、一緒にいられるかどうかも危うくなっていた。
不安な日々が続く中、ある日、羽月が一緒に出かけたい所があると言ってきた。
気分転換になるかもしれないと思い、陽一は誘いを受けた。
雪がちらつく中、電車やバスを乗り継ぎ、陽一は山の中の空き家に連れてこられた。
「ここは?」
「昔、ちょっとの間だけ、母さんと住んでいたんだ」
空き家は平屋建てで、中は広かった。
外は雪が降り積もっており、このまま帰ることはできそうになかった。
しかしあの空気の悪い家に帰りたくないという思いもあり、陽一はこのまま泊まりでも良いかもしれない思っていた。
父親は無言が多くなり、母親は不安げな表情を浮かべ続けていたから…。