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異常性愛【BL】

第1章 1

 私の問題性が露見しそうになれば、其の度糸を張り巡らせ互いの首を絞める状況に仕立てた。

 其の都度、人の心が無い等、悪魔等散々な罵詈雑言を吐かれたが、痛くも痒くも無かった事を覚えている。

 こうした行動もあってか、私は若くして相当な地位を此の学校で手にする事となった。

 ――逆らえばどうなるか解らない。

 私に関するどす黒い噂が流れ、人が近寄らなくなるのに時間も掛からなかった。だが、ふたりだけ。

 ふたりだけ、私に関わって来た人間が居た。

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