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異常性愛【BL】

第1章 1

「せいしん、びょーしつ? えと......松本先生がさいこぱすってことですか?」

「嗚呼......そうだが」

「んー。そうしたこと、知識としてはあるのですが......ちょっと扱った事はないですね。

 でも、そうじゃないのかなーとは思ってました」

 ――其れもそうか。

 此奴は一応は莫迦に見えてもスクールカウンセラーだ。精神医学くらいは学んでいるだろう。

――そんな中、私を異常に思い、病院に行けとまで言ってきた。病名の見当もつかず、医者に行け等とは言わないのかもしれない。

「でも......松本先生くらいの歳になると、治療は難しい、と言いますか――完璧に治すってことは出来ないんですよね......」

「――知っている」

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