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ヌードモデルと感謝の形

第1章 感謝します


後悔しない。

お姫さまだっこでベッドまで運ばれながら、
自分がしようとしていることの意味を確認していた。

お礼はしなきゃいけないんだから──

もう処女じゃないんだから──

一度だけ、体だけ、だから。


本命の彼がいる私が、スリルや背徳感を楽しもうなんて気持ちは毛頭ないから──

ベッドに置かれた。

ああ、ブラのヒモがきつい……

思ったことが、つい口に出てしまった。

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