無表情の宇野くんA
第13章 安純とアイス。
「ガリガリ君って食べると太るんだから、ブヨブヨ君だよね。これってすごい発見じゃない?」
ある日の休み時間に、売店にアイスが売っていると盛り上がってアイスを12本購入し、それを三十分で消費する努力をしていた時のことです。
安純は得意げにそう言った。
「これって特許とれるかな。特許は取れなくても、ガリガリ君の製造会社を詐欺で訴えれば一生お金に困らない量のガリガリ君もらえるかな」
「そんなにいらないだろ」
「そもそも冷凍庫に入らない。もっとそもそもうちの冷蔵庫に冷凍機能付いてない」
なんなんだこいつは。
ある日の休み時間に、売店にアイスが売っていると盛り上がってアイスを12本購入し、それを三十分で消費する努力をしていた時のことです。
安純は得意げにそう言った。
「これって特許とれるかな。特許は取れなくても、ガリガリ君の製造会社を詐欺で訴えれば一生お金に困らない量のガリガリ君もらえるかな」
「そんなにいらないだろ」
「そもそも冷凍庫に入らない。もっとそもそもうちの冷蔵庫に冷凍機能付いてない」
なんなんだこいつは。