テキストサイズ

無表情の宇野くんA

第35章 全然関係ない話④。

おにぎりってどうしておにぎりというか、知っていますか?米を握るからお握り、なんていう人もいるけど、実はそれは違う。


今回はそれを説明していきたい。


まず、昔は悪いものは全て鬼のせい、とされてきたという話を頭に置いておいてほしい。物語で鬼が悪いものの象徴として出てくるのはそういうことがあるからだ。


今は一般的な家庭に出される主食だけれど、昔は米はセレブのためだけの高級な食事だった。


平民は汗流して米を作るが食べられない。が、年に一度だけ平民全員に米が配られた。


平民はそのことに感謝をしながら、また同時に、悪いもの、つまりは鬼と縁を切りたいという願いを込め、鬼と縁を切る、「鬼切り」としたそうだ。


その時に塩を米に混ぜ三角形に米を固めるのは、塩を「えん」と読み、縁結びだからと、塩むすびが食べられるようになったらしい。


三角形にするのも、吸血鬼が十字架が苦手なように、鬼は三角形のものを嫌うという都市伝説から、その形に作られたという。


いまでも正三角形というのが日本において、一種の神聖なもののように扱われているのはそういうこと。


ゼルダだってトライフォースだし。


鬼はガノンで、トライフォース。リンクとゼルダとみつどもえの関係を作ることで、一種、縛りという形でガノンを封印しているのだと思う。


おにぎりも、鬼と人、災いと幸福、そしてあと一つのなにかを縛っているのだろう。


その一つというのは、私には分からない。けれどきっと、誰でも持っているのだろうが、誰も分からないようなものなんだと思う。


こんなに長く長々書いてしまったが、この話は嘘だ。こんな話あるかバーカ。おにぎりは多分米を握ってるからおにぎりって呼ばれてんだよ。


実際の理由なんて知らないので、気になる人は自分で調べてほしい。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ